自転車を安全に乗っていただくために

安価で手軽に乗れることもあり、つい忘れがちな安全整備。

しかし、整備不良の自転車は事故のもとです。

安全で快適な自転車ライフを楽しんでいただくために、「自転車の声」に耳を傾けてみましょう。


整備ポイント

ブレーキ

前後のブレーキはきちんと利きますか?
ブレーキゴムが磨り減っていたり、ブレーキワイヤーが切れていませんか?
ブレーキを握ったときにハンドルとブレーキレバーの隙間は最低でも指1本分必要です。

タイヤ

タイヤの溝はありますか?
つるつるになっていたり、ひび割れのひどいタイヤは交換時期です。

空気は十分入っていますか?
月に一度は空気圧を確認しましょう。
適正空気圧はタイヤの横に書いてあります。
一般的な婦人車や、軽快車の適正空気圧は3kgf/cm2(300kPa)です。
指で押してかすかに凹むくらいが目安です。


ライト

ライトはきちんと点灯しますか?
電球が切れていたり、配線が切れていたりしてませんか?

最近では電池式のライトも高輝度白色LEDの登場で電池寿命が長くなりました。
ライトを点けると重くなるのが嫌な方には電池式の高輝度LEDライトをお勧めします。


ベル

錆びて鳴らなくなったりしてませんか?
ブレーキ音がベルの代わりになっている自転車もよく見かけますが・・・(汗)


スポーク

スポークとはタイヤから中心軸に伸びている細い棒のことです。
スポークが折れていたり、無くなっていませんか?
スポークは自転車本体を支えたり、タイヤに回転力を伝える非常に重要な部分です。
スポークが大きく損傷していると、場合によってはまっすぐ走らなかったり、事故を起こす危険性もあります。


チェーン

チェーンは乗っているうちに伸びます。
チェーンがたるみ過ぎると外れやすくなったり、伸びすぎると切れたりします。
通常は後輪軸のチェーンアジャスターというネジで調節します。
チェーンアジャスターでも調節できないくらいに伸びた場合はチェーン交換をします。


その他の注意

傘をハンドルにかけるのは非常に危険です!わたくしも経験がありますが、走行中に傘が前輪のスポークに引っかかって自転車ごと前転しました。大怪我は免れましたが、手の皮が大きく剥けました(涙)。



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