自転車選びのコツ

みなさんはどうやって自転車を選んでいますか?見た目?価格?性能重視?

「いっぱい並んでいるけど、どこがどう違うのかわからない。」なんてこと、ありますよね。

もちろん、店員さんに聞くのがベストですが、使われている部品のことまで詳しく知っている店員さんはそれほど多いわけではありません。

ここでは通勤、通学、お買い物などを用途とした一般自転車(ママちゃり、軽快車、シティーサイクルと言われる自転車)のちょっとした選び方を紹介します。



Check Point 1 [フレーム]

フレームはパイプを溶接して作られますが、パイプの溶接の仕方にはパイプを直接溶接する方法と継ぎ手を使った溶接があります。同じ構造なら継ぎ手を使って溶接されたもののほうが強度は高くなります。



Check Point 2 [変速機構]

変速機構は大きく分けて外装式と内装式があります。外装式は変速ギヤが外側についたもの。内装式は変速ギヤがハブ(後輪軸)に内蔵されています。

外装式

変速段数が多いというメリットがありますが、変速機構が外部に露出していますので錆びやすいというデメリットもあります。また、外装式はディレイラー(2つの小さな歯車のついた部分)の調整が正しくないと、一番上(下)のギヤに変速しなかったり、ギヤを飛び越えてチェーンが外れてしまったりというトラブルの可能性もゼロではありません。

内装式

外装式に比べて変速段数は少ないのですが、トラブルが少ないといったメリットがあります。



Check Point 3 [後ブレーキ]

後ブレーキは一般的に3種類あります。

バンドブレーキ

安価というメリットがあります。古くなってくるとキーキー音がすることがあります。

サーボブレーキ

古くなってもキーキー音がしません(車のドラムブレーキと同じ構造です)。バンドブレーキよりお値段ちょっと高め。

ローラーブレーキ

古くなってもキーキー音がしません(グリス切れにより音がすることがありますが、再度グリスを注入すれば直ります)。ブレーキを握る力が少なくても大きなブレーキ力が得られるような仕組みになっています。お値段ちょっと高め。



Check Point 4 [ハンドル]

ハンドルや、ハンドルポスト(ハンドル軸の棒)などの材質には鉄にメッキしたものと、ステンレス製のものがあります。ステンレスは錆びにくいのですが、鉄よりお値段高めです。



Check Point 5 [ホイール]

ホイール(タイヤの枠)にはステンレス製とアルミ製があります。

ステンレス

錆びにくい、アルミよりも強度が高い。

アルミ

錆びにくい、ステンレスよりも軽い。

といった特徴があります。



Check Point 6 [ライト&発電機]

ライトにもいくつかの種類があります。発電方式や、ライト球の発光方式など多岐にわたりますので代表的なものの特徴を書き出します。

ダイナモライト

古くからある発電機と一体型のライトです。豆電球やLEDのものがあります。豆電球のものは安価ですが、つけたときに重いです。

ハブダイナモ

発電機が前輪軸に内臓されており、点灯時はダイナモライトよりも断然軽いです。暗くなると勝手に点灯するタイプがあります。お値段高め。

電池式

電球タイプ(ハロゲン球、クリプトン球など)とLEDタイプがあります。LEDタイプは電球タイプに比べて消費電力が少ないので電池が長持ちします(LEDのたくさんついてるものは別)。さらにLEDタイプは点滅するタイプがあり点滅モード時は、より電池が長持ちします。



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